トルコ

2007年3月30日 (金)

「バルバリア海賊盛衰記」

スタンリー・レーン・プール著 前嶋信次訳
「バルバリア海賊盛衰記」(Libro)


非常に面白い本。
年表に記入継続中なのに 先に読んでしまいました。
通常の歴史ではでてこない話が続々出てくるので 興味津々でした。 

本書は、
スレーマン大帝の本を読もうかな?という気を 持たせる本です。

この様に
読んだあと 次の本が出てくる本は 本当に良い本の 証だと思います。


長年考えてきた
モーツァルトの「後宮よりの逃走」の舞台は、

キプロス島でなく
やはり地中海の真ん中の アルジェかチュニスと考えるのが
穏当であろう との結論になりました。



補足

日本人の感覚からすると
裏庭の地中海から16世紀を覗いてみるには絶好の本です。

地中海からヨーロッパを見ると、
ドイツやフランスからの視点より広い視野でヨーロッパ史を眺められるようになる
と、思います。

たとえば、

1.フランス王が、オスマン・トルコのスレーマン大帝と同盟を結んで、
  カール5世に対抗したこと、

2.スレーマン大帝のウィーン攻撃は、その一環でもあったこと
は、案外知られていないのではないでしょうか。


難しいことを言いましたが、
冒険活劇として気楽にも読める本ですので、
歴史を楽しみたい方にはぜひともお勧めしたい本の一つです。

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